Seoul Fringe Festival 2005

ソウルフリンジフェスティバルは毎年夏にソウル弘益大エリアで開催されているフェスティバルです。この美術部門「内部工事」に+Galleryが参加しました。

Double Bind−ダブルバインド
2005年8月12日(金)〜8月28日(日)
Artists:石黒千春 加藤万也 高橋伸行 冨永佳秀 平松伸之 百合草尚子

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私たちは常に異なる種類のメッセージを同時に受け取りながら生きている。
異なった価値観、異なった視点、異なった立場から発せられるそれらのメッセージを一貫性の中で受け止めようとするならば、私たちはダブルバインド状態に陥ってしまうだろう。ダブルバインドとは矛盾するメッセージによって右にも左にも進めなくなる行動停止状態のことを意味している。

日本では、高度経済成長期の豊かさをただ一途に求めてきた厳しい時代を乗り越え、経済繁栄を謳歌したバブル経済を通過し、個人においても社会においても価値観が多様化した時代を迎えている。現在、日本社会自体がどこに進んで良いのか分からないダブルバインド状態になっていると言っても良いだろう。
しかし本来曖昧で変化し続ける存在である私たちは、その曖昧さの中で茫洋とした輪郭のままで在り続ければ良いのだ。明確な価値観で定義するということはその定義の範囲からはみ出した部分を排除して、そこにある芳醇さを切り捨ててしまうことになる。矛盾を受け容れて一貫性を放棄することで、ダブルバインドを出発点としてより豊かなイメージの世界へと進むことが出来るのである。

今回の展示はそんなダブルバインド時代に生きる茫洋とした姿をそのまま提示することで、そこに潜むイメージを見出すように問いを投げかけるものだ。(平松伸之)

会場:アートスペース・ヒュー(韓国ソウル市マポ区ソギョ洞334-1-B1)
助成:ポーラ美術振興財団

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